よく「考えが言葉になり、言葉が⾏動になり」って言いますけどね、確かにそうやと思う。 だから⼊る情報もね、いい情報⼊れていかなあかんと思うし、目から⼊る読む文章も、やっぱり良いことがええと思う。
代表取締役
22年生 / 黒岡 雅一
2018年04月23日 取材
今回は、代表取締役歴22年生の、黒岡 雅一さんにお話を伺いました。
来てもらったら、やっぱりこう、喜んで帰ってもらえるようにしとかないと。綺麗なイメージだったり、プラスになるようなかたちでね。子どもたちに体験してもらって、僕らの業界に入ってもらうのが一番理想なんですけどもね。

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小学生ではね、地域の安全パトロールっていうのがあるんですわ。いわゆる駆け込み寺じゃないですけども、困ったことがありましたら寄ってくださいよっていう、案内所をさしていただいてるんですよね。子どもにトラブル起こったときに、飛び込んでもいい場所っていう。僕もPTAで関わってたんで。もうOBですけどね。これは、そのなかで小学校から子どもに会社見学さしてくれへんか?っていう話。その時はなくなったけどね。

 

中学校はずーっとその時期から、毎年、職場体験ってことで。実際の話はお客さんやな(笑)

現場の方でね、軽作業を体験さしたりしてて、仕事としては本当はちょっとは障害になんねんけど(笑)、補助の作業を2日間。2日間を毎年、秋に2~3日さしていただいてて。

水曜日がお休みの会社があったり、たまたま委託先にトラブルがあったんで、一気に引き受けてくれないかって頼まれて、5人ぐらい来たことがあって。体験に来るのは男の子が殆ど。でも何年か前には、少ないけど女の子もいてたかな。

 

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来てもらったら、やっぱりこう、喜んで帰ってもらえるようにしとかないと。綺麗なイメージだったり、プラスになるようなかたちでね。子どもたちに体験してもらって僕らの業界に入ってもらうのが一番理想なんですけどもね。

そこまでいかなくても、縁ができて、将来付き合いができるとか、引き合いに乗ってくれるとか。そんなかたちになればええかなぁって。僕はそう思ってるけどね。

現場は嫌がってるかもしれんけど(笑)

せっかく親父が作った土台ですから、それを大事にして活かしていきたいなと思って、この仕事を継ごうかなって。

今のこの会社は、親父が始めましてね。

実は、親戚は呉服屋が多いんですよ。僕が子どものときに、親父が爺さんと喧嘩して行方不明なって(笑)で、しばらくしたら、僕が小学校4年か5年のときかな。それぐらいのときに帰ってきて自動車の整備工場始めたんですよ。この裏のところで工場借りて、それが始まりで。

夏休みとかね、僕も会社に来て洗車したり作業手伝ってました。手伝いに来るかって言われた時も、まんざら苦でもなかったし、もともとそういう機械については全然抵抗なくて好きな方やったんで。

 

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「世代を継ぐ」ことについては、考え方の違いはあるね(笑)

ただ、僕はあのときは、正直言うと自分が1から始めるよりも、やっぱり土台があった方が上に伸びていけるんじゃないかなぁと思って。せっかく親父が作った土台ですから、それを大事にして活かしていきたいなと思ってこの仕事を継ごうかなって。

 

僕ね、子どものときは電機関係の技師になりたいなと思ってた。一番最初は。

近くに住んでるお兄ちゃんがそういう大学に行ってはって、僕が小学校4,5年ぐらいのときかな。プラモデル作ったり、リモコンとか自作するんですよ。でね、ラジオ作るの一緒に手伝ったり、いろんなことさしてもらったんで、その影響で最初はそうなりたい、ずっと工学系に行きたいなって気持ちはありました。

 

最初は日産モーター勤めてたんで、うちの工場とメーカー系のディーラーとで違うこともたくさんあった。いいとこも悪いとこも、それをそのまま(親父の会社に)持ち込んだらあかん。とか、親子でそういうことは、ないことはなかったですからね。

ただしどっちが正しい、どっちがいい良いとかじゃなくて、意見の食い違いっていうのは、あって当然で。そんなこともね、会社の成長には欠かせないことちがうかなぁと。マイナスな意味じゃなくね。

会社のイメージていうのはね、やっぱり服装もそうですけれども、外観イメージもひとつの価値やと思うんですよ。同業社との競争力になるから、おんなじことをしてたらいけないな、とか。だから見てくれも違う方がいいでしょ?。

会社のイメージていうのはね、やっぱり服装もそうですけれども、外観イメージもひとつの価値やと思うんですよ。同業社との競争力になるから、おんなじことをしてたらいけないな、とか。だから見てくれも違う方がいいでしょ?。

 

この周り、ご存じのように鉄工所とか鋼材屋さんとか多いんですけどもね。ここを改装するときに、普通に工務店に頼んだら、本当に鋼材屋さんの受付みたいなん持ってこられて。僕の思ってる考えと全然違うねんけどなぁっていうことで。

ちょうど家内の知り合いでコーヒーショップとか飲食関係のデザインしてる建築設計家がいてたんで、その人と話してたらなかなかいいんちがう?ってことで、やってもらいました。

それで今でもずっと付き合いしとるんです。改装のデザイン全部やってもらったり、ロゴとかもね。

 

うちね、今年で51年目なんですけども、自動車の整備工場としてはかなり後発なんですよ。

もともと僕らの業界っていうのは、自転車屋さんやって、バイク屋さんやって、自動車の整備工場やってっていうところがほとんどなんですよ。うちの親父が始めたのが遅くて、突然、自動車の整備工場やったのでね。

 

親父の人間関係とかいろいろあって、ほとんどが法人関係のお客さん。だから地元の、例えば自転車乗って、バイク乗って、子どもが大きくなって車乗ってっていうような、個人のお客さんがほとんどなかったんですよ。大体8割ぐらいが商用車。でも、それやとやっぱり限界地点もあるので、もう少し違うお客さんをとっていかないけないなっていう。個人ユーザーとか、いわば若い世代に車買ってもらって、そこが成長したらだんだん顧客に変わってくるとか。

 

うちの会社の仕事っていうのは、もちろん整備業がメインですけれども、車の販売と、保険の3本立てなんですよね。ただ、保険と車の販売っていうのがほぼ資本関係で、銀行系のリースとかにどんどん取られちゃって。でもメンテナンスは残る。下請け状態になってくるわけですよね。ほなら単価安くなって、非常に厳しくなる。それやったらいけないので、新しいお客さん呼び込むためにも、やっぱりイメージ変えていかないけないな、と思って。将来見越して、ひとつの転機かなということでね。

 

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2階の隣のそこの事務所ね、フリーアドレスなんですよ。何となくは分けてるんですけど誰かのっていうのはなくて、帰るときは机に何も置かないようにするんです。

改装したのは、3年前ですね。

発想は、もう5年くらい前からあったんですけど、日常業務をしながらなんで、なかなかね。だから着工してから完成まで約1年弱かかった。

 

うちね、民間車検工場っていって、指定整備工場なんですよ。で、面積に制限があって、今の状況にしようと思ったら、土地が足りなかったんですよ。裏に70坪あるんですけど離れてると駄目なんで。そんなことを思ってるうちに横の土地を都合できたんです。それでどんどん話を進められた。運もあるんですよね。

 

もともとは下の受付は2階にあったんです。

ほとんど法人顧客で、資料も取りに来て持って帰るから、たまに来る人がいてても、そういうスペースはいらなかったんですよ。

でもやっぱり変えな、さっき申し上げたとおり、変えていこかなってことで、そうすると絶対受付は1階やという。最初はしたくてもできなかったけど、できるようになった。だからやろうかって。ついでにいろんな作業動線の見直しとか、いろんなこと。

 

2階の隣そこの事務所ね、フリーアドレスなんですよ。となく分けてるんですけど誰かのっていうのはなくて、帰るときは何も置かないようにするんですで、あそこに箱あるでしょ? そこに残ってる仕事は全部入れて、棚に置いて帰ることにしたの。

ガラス張りの見通しがいいのは、設計者が良かったのかもしれませんけど(笑)

 

今の環境に変えてから、顧客のお客さんもちょこちょこ増えてきたかな。

最近、外観見たからって電話入ってきたり。たくさんはないけど0ではないよなぁ?

昔のお客さんはね、うちの会社どこやった?冗談やけど、どこ行ったんやって言ってましたけどね(笑)。

 

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よく「考えが言葉になり、言葉が行動になり」って言いますけどね、確かにそうやと思う。だから入る情報もね、いい情報入れていかなあかんと思うし、目から入る読む文章も、やっぱり良いことがええと思う。

うちね、「木鶏会」っていうのやってるんです。

月に1回、勉強会をね。社員もパートも含めて定時の中で1時間。一応定時の5時から6時で1時間だけ勉強会するんです。会議っていうのやないんですけど、人格形成の勉強会みたいなん。

6時からは全員でコミュニケーションで、会社の中で軽い食事したり。

普段、営業は外に出てるし、みんなバラバラでフロアも別れてますでしょ。それもあるので、月に1回の木鶏会のあとは、忙しい者は帰ってもええねんけど出来る限り参加して、ちょっとビールと、飲めない人は別にジュースでもいいし、全員で親睦会みたいなんをね。あんまり長居したらあかんでって言いながら(笑)

そのときにいろんな意見が出る。普段、現場のメカニックも全員で話す機会っていうのはそんなにないんで、本当にいい機会だとは思うんです。

木鶏会は、木の鶏って書いて、闘鶏の一番強い状態っていうのかな。木彫りの鳥のように不動で動かないという。

盛和塾とは関係ないけど、稲盛さんとも結構関わってる。

『致知』っていう月刊誌があるんですけど、『致知』は僕の友達の盛和塾のメンバーも読んでますわ、大概。

 

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僕、無理は言わないですよ?結構難しいことも書いてあって読み応えあるんでね。ただ、出版社が推薦している3つの項目があるんですけど、それは読んどいてねって。社員全員に読んでもらって、1つ選んで感想文を発表するんです。

ただ美点凝視っていって、相手の「ここはそんなん違うで」とかって言うたら駄目で、「あなたの感想文のここが良かったね」っていう部分を発表しあう。お互いにポジティブに褒めあいしようね、みたいな。

 

ただ僕の考えなんですけど、人間ってね、言葉とか読むもんとか、やっぱり人間通しての影響で変わってくと思うんですよ。よく考えが言葉になり、言葉が行動になりって言いますけどね、確かにそうやと思う。だから入る情報もね、いい情報入れていかなあかんと思うし、目から入る読む文章も、やっぱり良いことええと思う。読んでいるうちに何かが残って、知らないうちに蓄積していく。

 

うちの会社をどうしていくかってことについては、やっぱり良い会社にしたいねって。で、良い会社ってなんやねんっていったら、良い人が集まってるのが良い会社やろ。じゃあ、良い人ってなんやねんってなる。それはね、たとえばお金を持ってるからとか、知識があるからとかじゃないですよね。人格者であるとか、あの人は尊敬できる人やとか、そういう良い人が集まる良い会社にしたいんで。だから器がなんぼ綺麗かったって、中にいてる人がダメだったら駄目やっていうね。だからそこをなんとかせなあかんねってことで。

偶然そんなことを考えてるときに、知り合いにその木鶏会をやってる会社の紹介を受けて、「あ、うちもこれはやろう」ってすぐに始めたんですけどね。一人一冊ずつ、全員に会社から本支給して。

 

今回であれば、これがテーマなんですよね。「本気・本腰・本物」っていうのが。その3つの中から自分が思うものの感想文を書いてみんなで発表しあう、ということです。

毎月毎月ね。変わる人は変わりますよ。

最初は本当に1行しか感想書けなかった者が、やっぱり2行なり、3行なり、内容もやっぱりだんだん全然変わってきてますしね。

 

人前で話すことに慣れるために、朝礼も順番制でやるんですわ。

すると話の内容もね、全員じゃないけど良くなってる人は確実に出てきてます。だんだんレベルアップしていってる。だから会社全体としてはやっぱり上がってると思うんです。

やったからって全員が変わらないかもしれませんけど、でも絶対変わってますからね、やれば。

会社の中で何か問題点とかあったら、こういうとこは駄目ですけども、じゃあどう改善しましょっていうところまで考えて書いてもらう。問題点の提議と、問題点やと思うんやったら、どうしたらこれが解決するか考えて書いてねって。

もうひとつね、ハッピーカードっていうやつやってるんですよ。結構それで問題点とか書いてくる子いてるから、気ぃついたら個別に話とかしたりするねんけど。

 

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毎日ね、仕事終わったらタイムカードの横に置いてあって、書いてありますねん。今日は自分がこの人を幸せにしたって思った人の人数。イメージだけ。でもそのイメージが僕は大事やと思うんですよ。そういう気持ちを持って毎日生活したら良いねんってことでね。で、あの人とあの人には今日は幸せになってほしいとっていうのを、何人思いましたかって。

これ別に評価とか全然関係ないんですよ。今日最も輝いていた社員は誰かなぁって、名前のところにマルしてその理由書くんですよ。自分のためのことでもかまわないし、お客さんに対してもかまへんし、仕事の動きでも何でも、いいなと思ったことを、誰がどういう意味で良かったかなっていうのを書いて。今日の会社内での自分の満足度は何パーセントでしたか、見直してくださいね、っていうこと。

自分は1ヶ月間これを思って仕事に取り組みますって、1ヶ月間ごとで変えてもらって。何でもいいです。「笑顔を忘れない」でもかまわないし。ただ自分で決めたら毎日書いてくださいねって。

僕、それ毎日目ぇ通してますねん(笑)結構疲れるけどね(笑)

 

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やっぱり人間ってね、書くことと口に出すことに影響されると思う。だからそういうことの積み重ねを、やりましょねってことでしてます。ただ愚痴だけはやめてねって。会社の中で何か問題点とかあったら、こういうとこは駄目ですけども、じゃあどう改善しましょっていうとこまで考えて書いてもらう。問題点の提議と、問題点やと思うんやったらどうしたらこれ解決するか考えて書いてねって。

 

毎日、社員全員、それを1ヶ月、集計して本当にこの中で一番輝いたスタッフを、月間MVPで表彰するんですよ。少ないですけど金一封渡して、を年12回して、年間MVPも新年会のときに発表して、盾と金で表彰して。

現場の仕事売上なんぼ上げたとか、営業がなんぼ売上あげて利益あげたとかじゃなくて、違う意味の表彰っていうかね。

僕の考えでは、古い人もずっとおってほしいなっていうのがあって。そういうふうに働けるうちは働いてもらったら、みたいな。

今ね、元社員で76歳かな。パートさんで来てくれている人もいてるんです。

基本的には60歳が定年で、65まで継続雇用できるようになってるんですけど、それ超えたらパートでおいでやって声かけてて。

来たいときにっていったってアレやけど、週に2回でも3回でも来たらええわって言うてるうちに、その人がもう76。ちょっと心配やけどね、納車引き取りとか車の洗車とかしてもらってます。長いこと勤めてたから、全部勝手わかってるしね。

もう1人、そういう人おったんですけど、ちょっと腰が痛い言うて途中で辞めた後に亡くなっちゃって。先月かな。

 

僕の考えでは、古い人もずっとおってほしいなっていうのがあって

そういうふう働けるうちは働いてもらったらみたいな。そんな会社にちょっとはなってるのかなやっさんがおるっていうのは、そういうことかも知れんな(笑)

高校出て、来年で勤続丸30年っていう者もいてるんですよね。ずっとここで働いてくれてて。

だからたぶん、僕と同じか長いぐらいの年数になるん違うかな。そういうのもやっぱり嬉しいことでね。

坂本君もそうやし、やっさんもそうやし。健康だけは無理せんといてくれやって、顔合わしたらずっと言うてんねんけど。

 

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他にも家族が身体悪い者とかいてるんですけど、そんなんは中抜けとかもOKで。

女性も今ね、中途採用ですけど、一生懸命仕事してくれてるんです。まぁ子どもさんが優先やから、学校行事なんかのときは休んでもらったり、中抜けしてもらってもかまへんていうことにして。お互いに助け合いやから、そういう柔軟な働き方っていうのも、最近は言われてますけど大事なことやなぁと思ったり。

お互いに納得したらそれで、ってね。常時みんな一緒におったら助け合って仕事するから、あの人は休んでるからとか、そんな文句も別にないわな、うちは本当に。

 

働いてる人も多様性があった方が、ってそういう気持ちはあるんです。社員数は少ないんですけどもね。

 

一番大切なことはやっぱり、明るいことと前向きなことやと思いますわ。で、人のせいにしない。やっぱり自分で問題を解決していくっていう。それがやっぱり人生としても楽しいんじゃないないかなと思うんですよ。アレが悪い、環境が悪いとか、誰が悪いとかじゃなくて、じゃあ悪かったら僕はこうしてやろう、とかいうような気持ちを持って。

その方がその人の人生も豊かになるし、周りの人たちも良くなると思うから。

そういう気持ちで、仕事を続けていかれたら、必ず良くなるんちがうかな。

 

常々言うんですけど、家には家のカラーがあったり、家風があったり。

学校もそうですやんか。会社もそうでしょうね。家風っていうか、やっぱり社風ってあると思うんですよ。

それ作ってるのはやっぱりね、集まってる個人個人。だから良い社風にするにはやっぱり個人個人が良くならんとね。

地域No.1店。これはね、なにがNo.1っていうのはアレやねんけども、売上もNo.1になりたいでしょ。給料。あといろんな労働環境にしても、やっぱり業界の中ではNo.1になりたいねって。

今後、目指すのは地域No.1店っていうことでね。

地域No.1店。これはね、なにがNo.1っていうのはアレやねんけども、売上もNo.1になりたいでしょ。給料あといろんな労働環境にしても、やっぱり業界の中ではNo.1になりたいねって。それは、1人で考えてもできないから、みんなで一緒に考えて。みんな取り組んだら、いつかはなるんちがうかなと思う。

 

外観とか服装とか、表向きもそうだし接客態度も。お客さんの支持についてもやっぱり地域でNo.1になれるような。

そのためにはどうしたらええかっていうことを、僕だけじゃなくて社員全員で追及していったら、なれるんちがうかなって思うんで、そういうとこ目指したいなと思ってます。

 

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